iFADは、Web入力フォームの作成を行い、リサーチを実施し、その結果を記録・集計するまでの一連の機能を提供する統合ツールです。
ブラウザ画面もしくは、Microsoft Excel(以下、Excel)画面で、Web入力フォームを作成し、それをシステムに登録します。
回答者がインターネット経由でそれにアクセスし回答すると、その情報がデータベースに蓄積されていきます。
管理者はいつでもその回答されたデータを確認、ダウンロードできます。
用 語 | 説 明 |
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iFADフォーム | iFADで作成されたWeb入力フォームやWebページ。 |
リサーチ | 1. iFADフォーム及びその回答。 2. 回答を回収するためにシステムが実施している調査。 |
リサーチ結果 | 設問情報と回答データを連結したファイル。 |
iFADサーバ | フォーム作成機能、リサーチ管理機能とリサーチ実施機能。 Webサーバ上で稼動し、Microsoft Internet Explorer(以下、Internet Explorer)上で操作する。 |
リサーチフォーム・データファイル | iFADフォームの情報と、そこで使用するメディア(画像、音声、動画)の情報を含んだファイル。 拡張子はifd。 |
iFADフォームデザイナ | Excel上で操作するフォーム作成ツール。 iFADサーバのフォーム作成機能のかわりに使用することができる。 |
コマンド | iFADフォームを作成するための命令。 iFADフォームデザイナでこのコマンドを1行ずつ入力していくことでフォームが完成できる。 コマンドの内容については コマンド・リファレンス を参照。 |
回答カラム数 | 回答データを格納するのに必要なExcelワークシート列数。 |
iFADの利用手順例を示します。
ログイン画面でユーザ名とパスワードを入力してください。正しいユーザ名とパスワードが入力されると、リサーチ一覧画面を表示します。
詳しくは 2.1 ログイン を参照してください。
リサーチ一覧画面で、メニューの「新規登録」をクリックするとリサーチ新規登録画面を表示します。
リサーチ新規登録画面で、「新規登録」ボタンをクリックするとリサーチ作成画面を表示します。
※フォームデザイナ、または、リサーチ作成画面でエクスポートしたリサーチフォーム・データファイル(拡張子がifdのファイル)を読み込むこともできます。
その場合は読み込んだファイルの内容を反映したリサーチ作成画面を表示します。
フォームデザイナの操作の流れについては 1.1 iFADフォームデザイナの操作の流れ を参照してください。
詳しくは 3.1.1 リサーチの新規作成 を参照してください。
リサーチ作成画面では設問やテキスト表示、画像等について追加や削除、順序の入れ替えを行うことができます。
詳しくは 3.1 リサーチ作成 を参照してください。
リサーチ作成画面で、右上にある「登録」ボタンをクリックするとリサーチ登録完了画面を表示します。
詳しくは 3.1 リサーチ作成 を参照してください。
リサーチ一覧画面で、「実施」のアイコンをクリックするとリサーチ画面が表示されます。
表示されたリサーチ画面のURL(ブラウザのアドレス欄にある)を回答者に知らせ、
リサーチにアクセスし回答してもらうことにより、回答内容を収集することができます。
詳しくは 3.4 リサーチ実施 を参照してください。
「お知らせメール」を送信して、特定の回答者を対象にリサーチを実施することもできます。
回答者が特定されるため、「お知らせメール」が届いた回答者だけが回答できるようになり、その他の回答者は回答できなくなります。
リサーチ一覧画面で、「メール」のアイコンをクリックすると、お知らせメール送信画面が表示され、「お知らせメール」の作成・送信ができます。
詳しくは 3.9 お知らせメール送信 を参照してください。
リサーチ一覧画面で、「実施」のアイコンをクリックすると別ウィンドウにリサーチ画面を表示します。
設問に答えて「送信する」ボタンをクリックすると、送信内容確認画面を表示しますので「送信」ボタンをクリックします。
(「送信する」、「送信」のボタン名称は、変更できます。)
送信完了画面が表示されれば、リサーチへの回答が完了したことになりますので、送信完了画面を閉じてください(右上の「×」をクリック)。
詳しくは 3.4.2 リサーチへの回答 を参照してください。
リサーチ一覧画面で、「集計」のアイコンをクリックすると、集計結果公開設定画面を表示します。
集計する設問のチェックボックスをクリックしてください。(一番上をチェックすると全ての設問を選択します。)
最後に「設定」ボタンをクリックすると、リサーチ一覧画面に戻ります。 集計のアイコンが“公開”
に変わっていることを確認してください。
「集計」の“公開”のアイコンをクリックして集計結果公開設定画面を表示し、集計結果を表示するURLをクリックすると、リサーチへの回答の集計結果を表示します。
詳しくは 3.6 集計結果公開設定 を参照してください。
リサーチ一覧画面の右上にある「ログアウト」をクリックすると、iFADログイン画面に戻ります。
iFADの操作を終えた後は、必ずログアウトしてください。
ログインした状態では、いつでも新たなリサーチ実施やリサーチ結果確認、パスワード変更等ができてしまいます。
そのため、iFADを使わない時は、ログアウトするようにしてください。
再度iFADにログインする時には、「1.3.1 iFADへのログイン」を実施してください。
スタートメニューの「iFAD」-「iFAD データアナライザ」を選択すると、iFADデータアナライザが起動します。
※お使いのExcelのバージョンに合わせて、マクロを有効にしてください。
「メニュー」シートを表示します。「メニュー」シートからインポート、単純集計、クロス集計を行うことができます。
インポートは、リサーチ結果を取り込むことができます。
インポートしたリサーチ結果に対して、単純集計、クロス集計を行い、回答の集計・分析を行うことができます。
それぞれの機能に関しては、2.2 インポート、2.3 単純集計、2.4 クロス集計 を参照してください。
iFADを使用するにあたって、以下に点にご注意ください。
特定の機種で使用されるために作られた文字(機種依存文字)を使用すると、他の機種を使っている人は見ることができないことがありますので使用しないようにしてください。
また、半角カナも表示できない場合がありますので、使用しないようにしてください。
機種依存文字には以下の様なものがあります。
一般には上記の例のように記号などが機種依存文字として良く知られていますが、漢字にも気を付ける必要があります。
ここで紹介した機種依存文字は、ほんの一部です。コンピュータによっては様々な機種依存文字が用意されていますので注意が必要です。
全角の記号、ひらがな、カタカナ、漢字はJIS基本漢字にある文字であれば使用できます。