2.1 起動方法

「スタート」-「すべてのプログラム(P)」-「iFAD」-「iFAD フォームデザイナ」を選択すると、iFADフォームデザイナが起動します。

この1画面に全てのフォーム情報を入力していきます。

starting


2.2 フォーム作成

フォームの作成は、全データを入力画面に入力します。
コマンド・リファレンス2.2.1 フォームデザイナ入力方法 に従って入力してください。

make1

iFADフォームの作成では、1行ずつコマンドを入力していきます。コマンドは全部で45種あります。
コマンドを入力して、フォームを完成させていきます。

コマンドの内容については、 コマンド・リファレンス を参照してください。


2.2.1 フォームデザイナ入力方法

iFADフォームの作成には、1行ずつコマンドを入力していきます。

コマンドは、大きく次の5つのカテゴリに分類されます。

カテゴリ 説明
表示項目 フォームの表示項目を指定する命令
入力項目 フォームの入力項目を指定する命令
動作属性 フォームの動作属性を指定する命令
表示属性 フォームの表示属性を指定する命令
メッセージ フォームの入力制限に関するメッセージを設定する命令

「表示属性」・「メッセージ」は、全て初期値があるため、指定しなくてもフォームを動作させることができます。
初期値での動作を変更したい時だけこれらのコマンドを指定します。

「動作属性」・「表示属性」・「メッセージ」は、記述する位置にかかわらずリサーチフォーム全体に適用します。
これらのコマンドで、同じコマンドを複数記述した場合は、最後に記述したコマンドのみが有効になります。

1コマンド内で、さらに省略できるカラム(例えば、文字サイズ・文字カラーなど)については、 コマンド・リファレンス に※印にてその都度記述してあります。省略時の値についても記述があります。

フォームデザイナを使用するときは、必ず 1.4 使用上のご注意 をご確認ください。


各項目の入力方法

コマンドごとに入力方法は異なりますが、共通部分を説明します。

input1


●コマンド

コマンド・リファレンス で説明する45種のコマンドを入力していきます。


●センテンス

設問文字列など、ここに入る文字列はコマンドによって異なります。最大255文字まで入力できます。


●サイズ

文字サイズ(1~7)を入力します。
初期値はベースフォントサイズで指定される文字サイズになります。ベースフォントサイズの初期値は“3”です。
よってbasefontコマンドで特に指定しないときは、サイズ省略時の文字サイズは“3”になります。


●カラー

文字カラーを入力します。Internet Explorerで表示できる色は全て使用できます。
それ以外の文字列を指定した場合、動作は不定になります。
初期値はベースフォントカラーで指定される文字カラーになります。ベースフォントカラーの初期値は“black”です。
よってbasefontコマンドで特に指定しないときは、カラー省略時の文字カラーは“black”になります。 最大32文字まで入力できます。


●配置

画像、音声、動画、ラベル、ボタンの配置を入力します。
画像、音声、動画、ラベルの配置を省略したときの値は“auto”ボタンの配置を省略したときの値は“left”です。
■image, audio, video, labelコマンドの場合、指定できる配置 … auto, left, right, center, tab1, tab2, tab3
■buttonコマンドの場合、指定できる配置 … left, right, center

配置で使用する7種の用語について

  • auto … 自動配置(centerコマンドがonのときはセンタリング、offのときは左揃え)
  • left … 左揃え
  • right … 右揃え
  • center … 中央揃え
  • tab1 … 設問開始位置揃え
  • tab2 … 設問後に改行した場合(type1, type3(*))の選択肢開始位置揃え
  • tab3 … 設問後に改行しない場合(type2, type4(*))の選択肢開始位置揃え
  • (*)type1~4に関しては、 コマンド・リファレンス のquestionコマンド(設問の表示タイプ)を参照してください。

    配置例

    input2

    input3


    ●リンク

    リンク先のURLを入力します。最大255文字まで入力できます。
    設問にリンクを貼りたいときにだけ、ここでURLを指定すれば自動的にリンクを貼ることができます。


    ●制限

    回答入力時の文字制限(なし、英字、数字、英数字、半角、全角のいずれか)を入力します。
    初期値は“なし”ですので、回答入力文字制限をかけたいときにだけ、相当する文字列を入力すればよいことになります。

    制限で使用する6種の用語について

  • なし … 入力制限をかけない
  • 英字 … 半角英字のみ入力可能
  • 数字 … 半角数字のみ入力可能
  • 英数字 … 半角英字または半角数字のみ入力可能
  • 半角 … 半角文字(半角英字、半角数字、半角記号)のみ入力可能
  • 全角 … 全角文字のみ入力可能

  • ●必須

    回答必須の設問か否か(任意必須のいずれか)を入力します。
    初期値は“任意”ですので、回答必須にしたいときにだけ、“必須”と指定すればよいことになります。


    ●列数

    選択肢の列数(1~10)を入力します。
    初期値は“1”ですので、選択肢を複数列に並べたいときにだけ、その列数を指定すればよいことになります。


    ●選択肢1~50

    選択肢つきの設問を作成するときに、ここに1選択肢ずつ文字列を入力していきます。1選択肢は最大100文字までです。


    2.2.2 フォームデザイナ集

    iFADにログインし、メニューの「デザイナ集」をクリックして、フォームデザイナのインストーラ及びサンプルをダウンロードすることができます。

    formdesignerlist1

    formdesignerlist2

    フォームを作成する際は、ここに登録されているサンプルを参考にしてください。


    2.3 プレビュー

    プレビュー機能は、入力された設問データに従って実際に公開するWebの画面を表示する機能です。


    2.3.1 プレビューの起動

    入力画面で「プレビュー」ボタンをクリックすると、プレビュー画面が表示されます。
    ここで表示されるプレビュー画面は、パソコン用の画面になります。

    preview1

    preview2

    ※「プレビュー」ボタンを押したとき、「プレビュークラスがみつかりませんでした。プレビュークラスのパスを指定してください。」というダイアログが表示された場合は、下記の「実行ファイルのパスの指定」を参照してください。


    2.3.2 実行ファイルのパスの指定

    プレビューに必要な実行ファイルのプレビュークラス「Preview.class」が見つからない場合には、そのパスを指定します。
    (インストール時にインストールフォルダを変更しなかった場合は、 C:¥SCC¥iFAD¥FormDesigner の中にあります。)

    preview3

    preview4


    2.3.3 エラーチェック

    入力した内容が仕様どおり記述されているかどうかチェックし、エラーがあればエラー画面を表示して、プレビューを中止します。

    preview5

    エラー画面が表示された場合には、一度その画面を閉じ、フォームデザイナでエラー箇所を修正します。
    正しく修正して再度「プレビュー」ボタンをクリックすると、プレビュー画面を表示します。


    2.3.4 プレビューの表示

    作成されたiFADフォーム(実際に公開するWebの画面)を表示します。
    ここで表示されるプレビュー画面は、パソコン用の画面になります。

    preview2

    ※プレビューではリンク先が別ウィンドウに表示されることがあります。フォームデザイナで作成したリサーチの動作は、実際にサーバに登録した上で確認してください。

    音声・動画を含むリサーチのプレビューを行うと、PC用、携帯電話(docomo、au、SoftBank)、iPhone/iPad、Android端末用のメディアファイルが存在しない場合にファイルが存在しないことを知らせるメッセージ画面が表示されます。

    preview6

    メッセージ画面が表示される場合、リサーチ実施時にメッセージに該当するPCや携帯電話、iPhone/iPad、Android端末では再生することはできません。


    2.4 エクスポート

    入力したフォームの内容をサーバに登録するために、リサーチフォーム・データファイル形式でファイルに書き出します。これをエクスポートと呼びます。


    2.4.1 エクスポートの起動

    入力画面で「エクスポート」ボタンをクリックすると、エクスポート機能が起動します。

    export1

    export2

    ※「エクスポート」ボタンを押したとき、「エクスポートクラスがみつかりませんでした。エクスポートクラスのパスを指定してください。」というダイアログが表示された場合は、下記の「実行ファイルのパスの指定」を参照してください。


    2.4.2 実行ファイルのパスの指定

    エクスポートに必要な実行ファイルのエクスポートクラス「Export.class」が見つからない場合には、そのパスを指定します。
    (インストール時にインストールフォルダを変更しなかった場合は、 C:¥SCC¥iFAD¥FormDesigner の中にあります。)

    export5

    export6


    2.4.3 エクスポートファイル名の指定

    エクスポートダイアログにファイル名を入力し、「保存」ボタンを押します。

    export3

    ※エクスポート先のフォルダに既に同一名のファイルが存在する場合は、上書きされますのでご注意ください。


    2.4.4 エラーチェック

    入力した内容が仕様どおり記述されているかどうかチェックし、エラーがあればエラー画面を表示して、エクスポートを中止します。

    export4

    エラー画面が表示された場合は、一度その画面を閉じ、フォームデザイナでエラー箇所を修正します。
    正しく修正して再度「エクスポート」ボタンをクリックすると、エクスポートできるようになります。


    2.5 保存

    フォームの作成を終えファイルを閉じる時には、通常のExcelファイルを閉じる方法で終了します。
    ファイルを保存するには、「ファイル」-「名前を付けて保存」から、名前を付けて保存してください。

    保存形式は、下記のようにExcelマクロ有効ブック形式で保存してください。
    他の形式で保存した場合、動作しなくなる恐れがあります。

    save1


    (上書き保存を行うと、サンプルデータなどのファイルが上書きされますのでご注意ください。)