『Java8問題集 理解を深める500問』をさらに深く理解するために

環境変数設定 Windows10

JavaのPathの設定

Javaを実行するためには、JavaをインストールしたパスをWindowsに知らせておく必要があります。
Windows10の環境でのPathの設定は、次のように行います。

(1)デスクトップ左下の「スタートメニュー」を右クリックし、表示されたメニューの中から「システム」をクリックします。

図 1

システムの「設定」のホーム画面が表示されます。

図 2

「設定の検索」検索欄に「詳細設定」と記入し、「システムの詳細設定の表示」を選択します。

図 3

システムのプロパティ画面が表示されます。

図 4

「環境変数」をクリックします。
環境変数の画面が表示されます。

図 5

システム環境変数の「変数」欄で「Path」の項目をクリックして選択し、[編集]をクリックします。
「環境変数名の編集」画面が表示されます。

図 6

[新規]をクリックし、一覧の最後に「C:\Program Files\Java\jdk-10\bin」(java.exeがインストールされているパス)を入力します。

これでPathの設定が完了しました。

環境変数の画面で、「システム環境変数」の「JAVA HOME」の変更があることがありますので確認しましょう。

Pathの設定の確認

次にPathの設定を確認します。
コマンドプロンプトを使って、Pathの設定を確認しましょう。
Windows10の初期までは、「コマンドプロンプト」はデスクトップ左下の「スタートメニュー」から実行していましたが、現在は、コマンドプロンプトに変わり、「Windows PowerShell」が表示されるようになりました。
「Windows PowerShell」は「コマンドプロンプト」の機能と同様の機能を持ち、更に広い機能が展開されているので、将来的にはコマンドプロンプトにとって代わるかもしれません。しかし、現在ではコマンドプロンプトの使いやすさ等の理由で、ここではコマンドプロンプトを使うことにしています。
(注) Windows PowerShellでは、「Java10 + MySQL8」の適用で不具合が見つかりました。

コマンドプロンプトの実行手順はいろいろありますが、ここではJavaプログラムの開発に便利な方法として、「エクスプローラ」から実行する方法を紹介します。

(1) エクスプローラの実行
デスクトップ左下の「スタートメニュー」を右クリックし、表示されたメニューの中から「エクスプローラ」をクリックします。(タスクバーや、スタートメニューから実行することもできます。)

図 7

エクスプローラの画面が表示されます。(これは画面の一部です)

図 8

この画面から、格納されているファイルのパスへ移動することができます。
ここではC:\に移動し、入力欄をクリックます。

図 9

パス名が反転表示されますので、「cmd」と入力します。

図 10

エクスプローラで選択したパス (C:\) に位置づけられているのが分かります。
次にJDKの1つの機能であるjshellを実行します。
コマンドプロンプトでjshellと入力します。

図 11

上記のメッセージが表示されれば、Java10は正常にインストールされました。
ここで、簡単にJavaを実行してみましょう。次のように入力します。

図 12

① 「int i = 1」と入力すると、「i ==> 1」と表示されます。

意味は、「iという整数(int)に1を代入(=)すると、iの値は1になる」

② 「"hello" + "World"」と入力すると、「$2 ==> "helloWorld"」と表示されます。

意味は、「2個の文字列が1個の文字列になる」

③ 「/exit」と入力すると、jshellが終了します。

jshel Javaは、Java9から6カ月ごとにバージョンアップされることになり、最新バージョンは無償で提供されます。Java8は、無償のサポートは終了しました。旧バージョンのサポートは、業務用に有償でサポートされます。
Javaの学習としては、業務上の必要がある場合を除いて最新版のJavaを使用しましょう。

「exit」を入力すると、コマンドプロンプトが終了します。