Menu

新版 だれも教えなかった レポート・論文書き分け術

基本情報

著者: 大竹 秀一(麗澤大学名誉教授、元産経新聞論説副委員長)

定価:1,100円(本体 1,000円+消費税 10%)

仕様:A5判、196ページ、2色

▼購入先の電子書籍販売サイトを選択してください。
(販売サイトにより価格が変動する場合がございます)

amazon.co.jp Booklive!で買う

  

「苦手なレポート、全然書けない・・・」
目的が違えば書き方も違う!
“主観文”と“客観文”の書き分けで もう恐いものはない!

文章は大きく二つの種類に分けることができる。自分が見聞きしたり、感じたり、考えたことを自分の側から書く主観的文章と、自分の外にある物事を客観的に書く客観的文章である。
そんな文章の分け方は聞いたことがないかもしれない。しかしこれは学生諸君にはとりわけ大切なことなのだ。
レポートや論文などを書く時は「事実と意見」を分けて書けといわれる。さてどのように分けて書けばよいかという時に、主観的文章と客観的文章の区別を心得ていると理解しやすい。
事実とは自分の外にあるから客観的文章で書くもの、意見とは自分のものだから主観的文章で書くもの、と考えればよいのである。
(本書より抜粋)

この「主観的文章」と「客観的文章」の分け方は著者のジャーナリスト(元産経新聞論説副委員長)としての経験と、大学(麗澤大学名誉教授)での教職の経験から引き出したもので、類書には見当たらない。

「小説・詩歌」、「随筆・紀行・手紙」、「評論・ルポルタージュ」、「ニュース記事」の特徴と書き方のコツを紹介し、実際にさまざまなレポート、論文(調査研究レポート、意見レポート、読書レポート、研究論文、意見論文、卒業論文など)の具体的な書き分け方が身に着けられる内容となっている。

また、間違えやすい文と語句や、仕事に役立つビジネスマンの文章心得も説明している。
※記載されている会社名、製品名などは一般に各社の商号、登録商標または商標です。

  

目次、ダウンロード、正誤情報・追加情報

  • ▼目次

    はじめに

    本書の構成

    第1章 文章を書くことが苦手な人に

    第1節 なぜ苦手か
     学生たちの嘆き
    第2節 その理由は
     深刻化する活字離れ
     学校で教えてくれない
    第3節 どこが苦手か
     アンケートの回答
     レポート・論文―アカデミックな文章
     社会の文章―ノン・アカデミックな文章

    第2章 文章の分類 ―主観的文章と客観的文章

    第1節 富士山の書き方
    第2節 主観文・客観文の転換と主観客観混交文
    第3節 文章の4分類
     小説・詩歌
     随筆・紀行・手紙
     評論・ルポルタージュ
     ニュース記事・研究論文

    第3章 レポートとは何か

    第1節 社会のレポート
     ジャーナリズムのレポート
     ビジネス・官公庁のレポート
    第2節 学生のレポート
     1.調査研究レポート
     2.意見レポート
     3.読書レポート
     4.学習レポート
     5.どのレポートを書いているか

    第4章 学生のレポートの書き方

    第1節 調査研究レポートの書き方
     レポートの性格
     テーマをしぼる
     資料を探し集める
     比較・分析・考察
     フローチャート
     レポートの構成・形式
     草稿を書く
     調査研究レポートの文章
    第2節 意見レポートの書き方
     レポートの性格
     ESSAYの書き方に学ぶ
     構成要素と材料
     材料を整える
     論じる
     意見レポートの形式
     意見レポートの文章
    第3節 読書レポートの書き方
     出題のねらい
     書き方の方針と攻略法
     形式とスタイル
    第4節 学習レポートの書き方
     出題のねらいと範囲
     書き方の方針と攻略法
     形式とスタイル
     講義を超えて書くべきか

    第5章 論文とは何か

    第1節 論文いろいろ
    第2節 研究論文
    第3節 意見論文

    第6章 論文の書き方

    第1節 卒業論文の書き方
     テーマを設定する
     資料の収集・整理・保存
     資料の吟味と論理的考察
     論文の構成
     卒業論文の文章
    第2節 意見論文の書き方
     研究論文のスタイルを頭に置け
     時系列で攻略せよ
     分割して書け
     具体と抽象の使い分けを
    第3節 ぶっつけ本番の論作文 ―試験場、教室で

    第7章 ここが難しい ―書き方のコツ

    第1節 論理的に筋道の通った文章
     手本は研究論文・調査研究レポート
     首尾一貫せよ
     複雑・難解になるな
     文章は一本道で
    第2節 説得力のある文章
     にわか専門家になれ
     データの裏付け
     経験の裏打ち
     説得への熱意
    第3節 レトリック(修辞)など文章の表現力
     現代の名文とは
     わたし読む人
     わたし書く人
     わたし見る人
    第4節 書き出し
     序論を手本に
     疑問文で始める
     結論先行
     論敵を引き合いに
     エピソードから
     背景説明から
    第5節 締めくくり
     強調点の反復
     慣用句、ことわざの応用
     意思表明
     感懐吐露
    第6節 長い文章こわくない
     内容の分割
     分量の分割
    第7節 短く要領のよい文章
     頭の整理
     重点ピック・アップ
     抽象化
    第8節 人を感動させる文章
     感動させない文章
     人柄の訴え
     事実だけを――状況設定・観察眼・取材
    第9節 自分の気持ちや考えを自由に書くには
     柔らかい文章
     モノを言うボキャブラリー
     まず話し言葉で
    第10節 頭の中にあることを文章に整理する
     頭の倉庫探し
     フローチャート
    第11節 書く材料を探したり、集めたりする
     ふたたび取材の大切さ

    第8章 文章クリニック―間違えやすい文と語句

    第1節 文章の間違い
    第2節 つつしみたい表現
    第3節 間違えやすい語句

    付録 ビジネスマンの文章心得

    第1節 ビジネス文章の特徴と意義
    第2節 四つのタイプと四原則
    第3節 ビジネス文章クリニック

    主な参考文献

    索引

    おわりに

  • 現時点で掲載情報はありません。

  • 現時点で掲載情報はありません。