Project Story

プロジェクトストーリー ①

交通系ICセンターシステム
リプレイスプロジェクト

社会インフラの「当たり前」を支える挑戦と、
成長への道のりについて語る。

Mo.M.

トランスポートサービス2部 チーフ
2015年入社

プロジェクトマネージャー(PM)としてプロジェクトを牽引。
メンバーの技術的・精神的フォローを重視し、
若手育成に注力。

Ma.M.

トランスポートサービス2部
2020年入社

プロジェクトリーダー(PL)を担当。大規模PJのPLは初経験。
メンバーとの密なコミュニケーションを通じて、
プロジェクトを円滑に運営。

S.T.

トランスポートサービス2部
2024年入社

新人としてプロジェクトに参画。
試験工程、インフラ構築に携わり、
急速にスキルと業務知識を習得。

Theme 01

ハードウェアの老朽化と新規サービス立ち上げに対応するプロジェクト

Mo.M.

私たち3名が参画したのは「交通系ICセンターシステム リプレイスプロジェクト」です。このシステムは交通系ICカードの裏側を支える基幹システムで、当社はその中にある二つのサブシステムを担当しています。

Ma.M.

エンドユーザーが改札やチャージで直接触れる機能ではなく、交通系ICカードを運営するお客さまの社内向け業務システムのリプレイスが主な内容です。プロジェクトが立ち上がった背景は大きく分けて二つでしたね。

Mo.M.

その通り。一つは、前回のリプレイスから時間が経過し、ハードウェアの老朽化が進んだことで、マイグレーション(※1)が必要になった点です。

S.T.

技術的には、.NET Framework(※2)のバージョンアップや、ブラウザをIE(Internet Explorer)からMicrosoft Edge(※3)へ切り替える対応などがありました。

Mo.M.

そしてもう一つが新規サービス対応です。これはシステムの根幹に関わる大きな改良でした。

Ma.M.

このプロジェクトは2023年3月にスタートし、ピーク時には30名ほどの体制で動く大規模なものでした。現在は、2026年のシステム移行切り替えという最終ゴールに向けて、準備を進めている段階です。

※1「マイグレーション」…動き続けているシステムを止めずに、新しい環境へ移し替える作業
※2「.NET Framework」…Windows向けのアプリやシステムを作るためのプラットフォーム
※3「Microsoft Edge」…Microsoft社が提供している現在主流のWebブラウザ

Theme 02

開発経験が浅いメンバーが多いため、技術・メンタル両方のサポートが欠かせなかった

Mo.M.

私はプロジェクトマネージャー(PM)として、プロジェクトを先頭に立って推進し、品質・コスト・納期を達成するためにチーム全体をまとめる役割を担っています。特に今回は開発経験の浅いメンバーが7〜8割を占めていたので、技術的なフォローだけでなく、メンタルのサポートを欠かさないように努めました。作業ルールなどの基本方針を打ち出し、メンバーに実行してもらいながらフォローを行うことで、技術ができる人材の育成も視野に入れていました。

Ma.M.

私はプロジェクトリーダー(PL)を担当しました。機能設計書作成から結合試験、移行切替といった各工程において、メンバーとコミュニケーションを取りながら進捗管理や作業依頼を行い、PMであるMo.M.さんの負担を軽減できるように行動しようと意識しました。

Mo.M.

それはすごく感じましたよ。

Ma.M.

私にとって、この規模のPLは初めての経験であり、メンバーを信頼して任せる線引きや、リーダー層間での情報共有の重要性を学んだ機会となりました。

S.T.

私は新人として2024年8月にプロジェクトに参画しています。当初は先輩とペアを組み、単体・結合テストの作業がメインでした。その半年後には、機能設計書をもとに試験仕様書を作成する役割も担当し、より深い業務知識が求められるようになりました。特に、1円もずれてはいけない売上管理という難しい部分を任された時はかなり不安でしたが…。

Mo.M.

そうなんです。S.T.さんならきっとできるだろうと、あえて難しい業務を任せました。その結果、和歌山からフルリモートで参加してくれていた業界歴の長い超ベテランの有識者とZoomで密に連携を取る機会が増えたようですね。

S.T.

有識者の方、そしてMo.M.さんやMa.M.さんに助けていただきながら、大きな経験を積むことができました。

Ma.M.

実際、S.T.さんはコミュニケーション能力や、課題を明確に伝える質問の仕方が大きく成長したと思いますよ。

Theme 03

「自分のチームだけうまくいっていれば良い」ではなくチーム間でリソースを共有し合って乗り越えた

Ma.M.

Mo.M.さんが言ったように、今回のチームは経験年数の浅いメンバーが大半。コミュニケーションを密に取ることが、円滑なプロジェクト運営には不可欠でした。

Mo.M.

毎日の朝会はもちろん、リーダー層は朝会後にリーダーミーティングを開いてもらいましたよね。

Ma.M.

「自分のチームだけうまくいっていれば良い」ではなく、リーダー層全員が「同じプロジェクトとして責任を持つ」という意識を共有できたのが良かった点です。お互いのチームの状況を理解しておくことで、「うちのチームに余裕があるから人を送れますよ」といった、メンバーの配置転換も提案できました。

S.T.

誰にでも相談できる温かい雰囲気があったので、新人の私でもすぐに疑問点を解消できました。私は、疑問や課題について自分で考える時間を決め、その時間を過ぎたら必ず先輩に聞く、というルールを徹底しました。

Ma.M.

一人で抱え込まないのはすごくいいと思いますよ。

S.T.

はい!(笑)。この環境があったからこそ、心折れることなく進められたと思っています。

Mo.M.

経験の浅いメンバーが多いからこそ、PMである私がメンバーの視点に降りて寄り添う姿勢が欠かせません。また、仕事の進捗だけでなく、うかない顔をしているメンバーや体調が優れないメンバーには積極的に声をかけ、精神的なフォローも意識しました。こうした密なコミュニケーションが、今回の成功の一因になったと感じています。

Theme 04

日本の交通インフラを支えるシステムにお客さまと同じ目線で向き合う

Ma.M.

交通インフラに関連するシステム開発が私たちの主軸です。街中や電車内で自分が携わったシステムが利用されているのを見かけると、社会貢献を実感できる。そんな機会が多い仕事ですよね。

Mo.M.

当社の理念にあるように「Quality First」の精神で、妥協してはいけないところは妥協せず、お客さまに寄り添ってやり遂げる姿勢を大切にしています。特に今回のプロジェクトには、S.T.さんが言ったように「1円でもずれてはいけないシステム」も含まれていました。そのシステムの土台のリプレイスは、日本のインフラを支えるという大きなミッションを伴います。

Ma.M.

大規模プロジェクトでは、リーダー層だけでなく、メンバーレベルでもお客さまと直接会話をする機会が多いです。お客さまと同じ目線で課題に向き合える距離感で仕事ができたと感じています。

Mo.M.

S.T.さんは新しいチームに移って、また違った貢献を味わっているのでは?

S.T.

そうですね。現在はインフラチームでシステムが365日止まらない基盤づくりに携わっています。出勤時間帯のピークトラフィックにも耐える設計や、迅速な復旧体制の整備など、誰もが意識せず使える「当たり前」を守り抜くことに貢献できていると感じています。

Theme 05

後輩の育成、自らの成長を通じて世の中を便利にするシステム開発を目指す

S.T.

最近、インフラチームに新人が入ってきて、私が指導する立場になりました。後輩の存在が良い刺激になっています。Mo.M.さんやMa.M.さんのように、大規模なプロジェクトでメンバーを動かす能力を身につけたいですね。将来的にはリーダーのポジションにもチャレンジしたいと考えています。

Ma.M.

私はこれからも、社会インフラのDX推進に貢献できるシステム作りに携わりたいと考えています。そして、自分が携わったシステムを利用した人が「使って良かった」と笑顔になれるような、世の中を便利にできるシステムを作りたいです。リーダーとしては、今回の経験を糧に、メンバーが安心して取り組めるプロジェクト運営を行い、「一緒に仕事ができて良かった」と思ってもらえるような人材になることが目標です。

Mo.M.

私は本来は開発が好きですが、マネジメントを通じて様々な課題を乗り越え、みんなでプロジェクトを「やり遂げた」という達成感を共有できることに大きな魅力を感じています。引き続きPMとして運営能力を磨き、多種多様な業務知識を身につけ、将来的には超巨大プロジェクトのPMを担える人材へと成長していきたいですね。また、PMO(※4)として様々なプロジェクトのフォローを行う役割も担っていきたいと考えています。

※4「PMO」…プロジェクトマネジメントオフィス。各PMがプロジェクトを円滑に進められるように、複数のプロジェクトをサポートする専門チーム。